普段から、なんとなく「節約をしなくては…」「節約をして貯金を増やしたいな」なんて考える人は多いのではないでしょうか。
では、節約とはどんなイメージでしょうか?
「面倒くさい」「貧乏くさい」「我慢ばかりしたくない」「みじめになった気分」「ケチ」などのマイナスイメージを感じる方も多いのではないでしょうか。
ですが、「節約」と「ケチ」は全然違うのです。「ケチ」とは、ひどく物惜しみをすることを言います。必要な物を買うお金を出し渋る、目的もなくただお金を貯めるだけで自分にも人にもお金を使いません。一方、節約とはケチとは異なり、「無駄を省く」ことが目的になります。
たとえば、「使っていない電気をこまめに消す」「シャワーを出しっぱなしにしない」などといったことも当たり前のように思えますが、習慣化していないと無意識のうちにやってしまっているかもしれません。
日常には、意外と無駄が多いのです。と言っても、「無駄」と思う部分は、人それぞれです。他人から見たら無駄だと思うことも、本人にとっては大事な時間かもしれないです。
節約とは、我慢することではなく、我慢はかえってストレスになるため、楽しい気分で節約をしていくためには、自分にとっての「無駄」を発見することです。そうすると習慣化し、長続きすることができます。節約生活に励む中で、いつの間にか「ケチ」になってしまう事も少なくありません。
「抑えるべきところは節約し、出すべきところは出す!」といったメリハリを持たせて「ケチ」にならず、「節約上手」になっていきましょう。節約のコツや、目標を達成するためのコツをみていきましょう!!
目次
節約のコツとは
節約には心構えが大切
まず、ベースとなる心構えが大切になってきます。「人の目を気にしない」「他人にどう思われているかなんて気にしない」といった事も心構えになります。自分がどう生きていきたいのか、どうなりたいのかを描きましょう。
自分にとっての軸をしっかり持つことで、楽しく長く続けられる節約ができます。
目的と目標を考える
「年に1回は旅行に行きたい」「〇〇が欲しい!」など、なんのために節約をするのか、目的と目標がないと、なかなか続かないものです。同時にその目的と目標が大きなモチベーションに繋がるのです。
もちろん、急に出費があることもありますが、1度上手く行かなかったからといって、1ヵ月、1年といったトータルで考え、自分の目標に向かって楽しく節約するようにしましょう。
お金の流れを見える化する
何にどれだけお金を使っているかを知るためです。これを把握することで、無駄な出費に気が付くことができます。家計簿をつけて、お金の流れを見える化してみましょう。家計簿と言っても、手書きが良いという人、書くのは面倒だからアプリにするという人もいます。自分が続けられるものを選びましょう。
また、「家計簿をつける!」と気合を入れて、事細かく分けてつけてしまうと面倒になってしまい、続かなくなってしまうものです。まずは、「〇〇費だけ管理する」など、最初のうちは、自分のやりやすい方法で、続けられそうなやり方で試してみましょう。
冷蔵庫の整理をして食費の節約をする
普段毎日使う冷蔵庫ですが、きちんと整理していますか?奥のほうに使っていない忘れてしまっている食材はありませんか?
良く使うものは手前にあり、たまにしか使わない食材は冷凍保存にしていたとしても、少し余っているものは忘れてしまいがちです。今冷蔵庫にあるものを調理して、冷蔵庫が空になってから買い物に行くことで「無駄」がなくなりますし、普段作らないようなレシピに挑戦することもできます。
買い物上手、料理上手になっていきましょう!
部屋の整理整頓と断捨離
節約とは「無駄」をなくすことです。部屋に不要なものが溢れていると、何がどこにあるのか分からず、同じものを何度も買ってしまうこともあります。まずは、必要なものと不要なものを分けて不要なものは処分しましょう。処分をする際に、フリマアプリを利用すればちょっとした収入になりますよ。
断捨離をして、整理整頓を日々心掛けていれば、不要なものを買うことがなくなります。
部屋が綺麗になるだけでも、おうち時間が楽しめるようになり、休日に出かけるのではなく、ゆっくりコーヒーを飲み読書をしたり、映画鑑賞をするのも良いかもしれません。
税金控除する節約
税金控除の制度を上手く活用する節約方法もあります。
現在支払っている保険料や、ふるさと納税、月に数回かかっている医療費など、控除できるところはたくさんあります。特に医療費は1回の支払いが少なくても、合計すると意外とかかってしまっていることもあります。
おすすめしない節約方法
安いスーパーのはしご
1円でも安い商品を求めて、あっちこっちのスーパーに行っていませんか?確かに安さを求めて買い物をすることは大事です。安いものだけを買えば出費を抑えることもできます。しかし本当に必要な物だけの買い物が出来ているでしょうか?
スーパーに行けば、美味しそうなものが置いてあるので、はしごをして何軒も回ることによって、誘惑が増えてしまいます。まして、車で移動するのであればガソリン代もかかります。
安い商品を求めて、あっちこっち行くよりも1つのスーパーで本当に必要な物だけ購入するようにした方が時間の無駄も省けますよ。
水道、電気、ガスの節約
水道光熱費の節約を考え、必要以上に使用を制限してしまえば生活が不便になります。エコの観点でも、節電や節水は必要ですが、幸せな生活ができていなければ問題です。
生活に必要な電気や水道、ガスを節約できるのは微々たるものです。プランを見直すことや、つけっぱなしや出しっぱなしに気を付けていけばケチケチする必要はないと思います。
節約のためにお金を使う
「節約!」といってお金を使っていませんか?特売で安さに惹かれ大量に買ったり、節約グッズを買ったりしてしまう。それは節約になっているのか一度見直す事をおすすめします。
「本当に必要な物を必要な分だけ」という考えを持つと安いだけの理由でたくさん買うようなことはなくなってくるはずです。
安い食材だらけの食事
外食も控え、自炊するのも安い食材ばかりのメニューになっている・・・。
食事は生活する上で楽しみの一つですよね。「本当はもっと違う物が食べたい」という気持ちを抑えながら節約メニューを続けていけば次第にストレスが溜まり、爆発して外食にはしってしまう事もあり得ます。それではせっかく安い食材を買ってる意味がありませんし、安い食材でも心が満足するようなレシピを調べて作ってみるなどをして、心が貧しくならないようにしていきましょう。
無理をして食費を切り詰めようとするのではなく、「無駄をしないようにしよう!」程度に考え、毎日豊かな食事で心の余裕を持っていたほうが、結果的に節約になりますよ。
まとめ
節約は我慢ではありません。「節約」を意識しすぎて心が貧しくなったら何の意味もありません。目的と目標に向かってモチベーションを高く持って楽しく節約していきましょう。
初めはなかなか上手くいかないことがあっても、次第に習慣化していき努力していなくても節約が身についてきます。
ほげ